胃下垂〜生理痛〜冷え性のメカニズム
多くの女性は冷え性や生理痛に悩まれています。
私は胃下垂、生理痛、冷え性の三つを一環して考えています。
もちろんこの他いろんな要因もあり、必ずしもこれに当てはまらない人もいます。
しかしこの三つを別々に考えているとなかなか改善しないのが現実です。
胃下垂は太れない体質という事で、女性の中では「別にこれといった不便はないし太らないからいい」などを思ってる人も見受けられますがこの認識は間違いです。
たしかに胃下垂は太りにくいです。どうしてでしょう?
胃下垂とは内臓の脂肪や筋肉の低下で胃の下部が下へ伸びてしまっている状態です。胃の蠕動運動が低下して消化不良になり、消化されず溜まってしまって下へ伸びてしまってるので痩せて当然でしょう。
しかし胃が下垂する事で胃の下に位置する女性にとって大事な子宮を含めた内臓も圧迫されてしまうのです。これが生理痛を悪化させている要因になっています。
また内臓の働きが悪くなる事で内臓がうっ血してきます。当然下肢への血流が不足して下肢の冷えが生じ、ゆくゆくは全身冷えきってしまうのです。
さらに体の左に位置する胃が下へ引っ張られると左の肩と左の首(胸鎖乳突筋)が緊張し、左肩こりや左首こりになります。この状態でいくら首や肩のマッサージをしても治りません。
また左膝痛にもなります。肩と同じでこの状態でいくら膝だけを治療してもあまり改善しません。
冷え性の方は常に靴下を二枚履いたり、睡眠時靴下を履くなどしても、治る事はありませんよね?
また生理痛が酷い方もほとんどの方が体質だと諦めていませんか?
メカニズムを知る事で根本的な原因が何かわかれば解決できる症状なのです。